日本語研修:お役立ち情報

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成果の出るビジネス日本語オンライン研修のポイントは?

2025.06.13

業務のオンライン化や働き方改革への取り組みにより、日本語研修についてもオンラインでの実施がスタンダードな流れになっています。

オンラインでの日本語研修では、どのような準備と対応が必要なのか、また研修を選ぶ際の注意点について解説します。

外国籍社員の定着?育成が目的

オンラインのビジネス日本語研修においても、外国籍社員の定着や育成が大きな目的となります。具体的には、外国籍社員育成についての以下の課題を克服していくことが目標です。

1. ビジネスでの日本語力やビジネス慣習への理解不足

優秀な外国籍社員を採用しても、離職するケースが増えています。職場や仕事を進めていくために必要な日本語コミュニケーション力不足による孤立や疎外感、日本のビジネス慣習や日本人の仕事への考え方を理解できない、などが離職の原因です。

2. 知識偏重で、実践でのコミュニケーションに対応できない

高度な文法知識や語彙力があり、日本語検定やテストで好成績を取れる外国籍社員であっても、ビジネスでのコミュニケーション力やスキルが身についていないため、仕事や職場で苦戦するケースが見られます。

3. 「学生言葉」で話す、専攻分野以外について話し慣れていない

日本採用の留学生の場合、学生言葉で流暢に話せても、敬語やビジネスでの言葉遣いができないケースが多くあります。また、理系や技術系の専門職のような高度人材となる、大学院卒業の留学生の場合は、専攻分野の学術?専門用語や文献の理解はできるものの、日常会話やコミュニケーション力が不足しがちです。「読み、書き」には慣れていても、話すことに慣れていない場合があり、会話がかみ合わない場面も多くあります。

課題克服のための「成果の出るビジネス日本語オンライン研修」のポイント

それでは、上述のような課題を克服するためには、どのような研修方法が有効なのか、成果をあげられるビジネス日本語オンライン研修のポイントを見ていきます。

1. 日本語力を底上げする

「読む」「聴く」「書く」「話す」の日本語力の4技能を相互に高めながら、配属後を想定したコミュニケーションスキルの研修を行い、職場ですぐに活用できるようにする必要があるでしょう。カバーすべきスキルは、例えばeメールの書き方や会議での対応、敬語、職場関係者との話し方などです。まずは基本となる日本語力のレベルを一定以上に上げながら、ビジネスコミュニケーション力を高めます。

2. 日本のビジネス慣習への理解を高める

「報?連?相」や時間厳守、席次などの日本のビジネス慣習ビジネスマナー、日本人の仕事への姿勢や考え方を理解します。

3. 個々のレベルに合わせて研修を行う

外国籍社員一人ひとりの属性や個々の日本語力レベル、学習課題への対応が必要です。日本語学習履歴や出身国により、学習上の得意や不得意分野はさまざまですが、まずは重点的に弱点を強化することで自信が生まれ、確実なレベルアップにつながります。研修開始前に日本語力のアセスメントと分析を徹底的に行い、弱点や課題の克服に直結するプログラム、可能であれば個別にプログラムを作成します。

ビジネス日本語オンライン研修のメリット

ポイントを押さえた日本語研修をオンラインで行うと、次のようなメリットが得られます。

1. 国内外から場所を問わず受講できる

例えば、内定を出した留学生の場合、全員が国内の同じ地域に住んでいるとは限りません。また、リモートワークも増加していますが、こうした状況でも、オンライン研修であればマンツーマンやグループレッスンであっても、全国どこからでも受講が可能です。また、日本赴任前の事前研修として行いたい場合は海外からも受講できます。

2. レッスンの消化率が高い

オンライン研修なら、研修場所への移動時間が不要のため、受講者にとっては時間の確保がしやすくなります。時間の余裕ができた分、レッスンの出席率や消化率が高くなる傾向が見られます。

3. オンラインの学習機能の活用

画面共有やホワイトボード、チャットなどの機能を効果的に利用することにより、日本語の音声や単語をしっかり確認でき、レッスンの内容を深く理解できます。

4. 業務のオンライン化に即対応

現在、社内外での会議や打ち合わせなど、ビジネスの現場においてもオンライン化が進んでいます。オンライン研修は、そのまま同じ会議システムを使って行われることがほとんどのため、研修での経験がそのまま実務に活かされます。

ビジネス日本語オンライン研修を成功させるポイントとは

オンラインでの日本語研修には、さまざまなメリットがあることを見てきました。こうしたメリットを十分に得るためには、適切な研修環境を整える必要があります。ビジネス日本語オンライン研修を成功させる研修環境のポイントを見ていきましょう。

研修プログラム

研修の準備段階においては、事前のレベルチェックやアセスメントを行い、受講者のニーズに応えて弱点を解決できる内容のプログラムを作成します。プログラムは、研修目的を達成できる内容であるかどうかが大切です。また、オンラインのメリットが毎回のレッスンでどう活かされているかも確認しましょう。

担当講師

担当講師はオンラインの特性を理解し、システムの操作方法にも習熟している必要があります。講師が所属する研修会社が講師向けにオンライン研修を実施しているかどうかも確認しましょう。

利用システム

オンライン研修は通常、Web会議システムを使って実施されますが、受講生が自宅からアクセスすることもあるため、Zoomのほか、Microsoft Teamsなどチャット機能を備え、かつ操作が簡単なシステムがおすすめです。

また、集合研修をオンラインで実施する場合は、ブレークアウトルームの設定の可否など、利用システムがグループ対応に適しているか、研修会社などと事前に確認しましょう。

研修会社のサポート体制

オンライン方式の研修が初めてという受講生もいます。そのため、事前のガイダンスを行う、接続時のトラブルへも迅速に対応するなどのサポート体制が整っている研修会社を利用するとよいでしょう。

オンラインのビジネス日本語研修においてもプログラムの質が重要

オンラインのビジネス日本語研修は、自宅でも学習できる、時間の融通が利くなど数々のメリットがあります。利便性について検討するのはもちろん大切ですが、オンラインのビジネス日本語研修を成功させる秘訣は、対面の研修の場合と同様、学習者が目標を達成しやすいプログラムづくりにあります。文化的背景や日本語力のレベルが異なる外国籍社員に効率的に学習してもらうには、質の高いプログラムが必要です。

神田外語キャリアカレッジでは、企業向け日本語研修のパイオニアとして、学習者のレベルや研修の目標に合わせたプログラムを多数実施しています。教務コーディネーターが企業のニーズを確認しながら、オンラインレッスンのプログラムを作成し、学習の効果を最大化できるプログラムをご提案します。ぜひお気軽にお問合せ下さい

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